魚沼市の見どころ

魚沼市は、平成16年に堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村の6つの自治体が合併して誕生しました。
特別豪雪地帯に指定されており、山間部では積雪が3mになる事も。越後三山をはじめとした2000m級の急峻な山が連なり、それらを小出地区から見渡す事ができます。
尾瀬方面に進むと湯之谷温泉郷や滝雲で有名な枝折峠、その先に広がる銀山平と奥只見湖。釣り人の聖地であり秘境と呼ばれるエリアです。

また、山と平地が近い為、日中と朝晩の寒暖差が大きく、米の栽培に適した気候です。
そのため魚沼産コシヒカリはお米の品評会でもっとも品質が良いとされる「特A」に何度も選ばれています。
お米以外にも山菜の栽培や豚の生ホルモンも有名。スーパーへ行けば地元産品が並ぶ食の宝庫です。

もくじ

奥只見ダム(銀山湖)は電源開発(株)が管理しており、戦後の電力不足を補うために昭和28年に施工開始、昭和37年に完成しました。
平成19年に徳山ダムができるまでは、総貯水容量が全国一位の規模を誇り、尾瀬を水源とする只見川と周辺の水を一挙に集めた巨大な人造湖です。

江戸時代は銀の採掘が只見川上流で盛んに行われた事から、周辺に銀山平やシルバーラインなど「銀」を彷彿とさせる場所があります。
銀山が失われた後は、明治から昭和初期にかけて湯之谷や檜枝岐の住民によって開墾が進められましたが、現在は鷹ノ巣や赤岩など一部地域を除いてダムの底に沈んでいます。

ダムの完成後は人造湖を海に見立てて巨大化したイワナを狙ったルアー釣りが盛んです。釣り好きとして知られる作家「開高健」が足しげく通った地でもあり、4月に解禁されると多くの人が押し寄せてくる釣り人の聖地です。
山の紅葉も見事で、秋になると奥只見観光(株)が実施している遊覧船は大人気。旅行新聞新社の「プロが選ぶ水上観光船30選」にも選ばれています。

越後三山

南魚沼との境界には越後駒ヶ岳や中ノ岳がそびえています。これらに八海山を含めて越後三山と呼び、荒沢岳を含めると裏越後三山となります。

越後駒ヶ岳は標高2003m、日本百名山に選ばれ、枝折峠から登るのが一般的。頂上直下には避難小屋として駒の小屋がありますが、管理人が一定期間常駐しているのでビールなど購入可能。
中ノ岳は越後駒ヶ岳の稜線を南下した先にある標高2085mの山です。越後三山、裏越後三山縦走のちょうど中間地点に鎮座しています。
八海山は南魚沼から八海山ロープウェーで登るのがメジャーです。山頂部分は八ツ峰と呼ばれる岩峰が連続する難所です。
最後に奥只見からひときわ大きく目立つ荒沢岳は、標高1968m。梯子や鎖場が連続するスリリングな登山を楽しめます。

新潟県と言えば日本一の米どころとして知られ、中でも魚沼産コシヒカリは全国的にも有名なブランド米です。
大き目のツブに程よい柔らかさと粘り気があり、噛めば自然な甘みが広がります。冷めても固くなりにくいのでおにぎりやお弁当にもぴったり。
魚沼産コシヒカリの美味しさの秘訣は日中と朝晩の寒暖差にあります。夏の間、昼は30℃以上になり太陽の光でデンプンを蓄積。夜は温度が高いと逆にデンプン質が流失してしまいますが、涼しければデンプンを蓄えた状態で美味しくなるという事です。

数々の品評会で最高ランクに認定される魚沼産コシヒカリ。と言っても場所や生産者によって味が変わるので、いろいろと食べ比べてみるのも楽しいですね。

新潟県がユリの栽培面積で全国一位だと知っていますか?
特に魚沼では生産量が多く、ここ月岡公園ではユリの季節になると約一万本の花を咲かせます。
見頃は6月下旬~7月上旬と9月下旬~10月上旬の年2回。色とりどりの花を咲かせるこの時期は多くの写真家が訪れています。

また、ユリ以外にも遊具や水遊び場が充実しているので家族で楽しむ事もできます。
公園からは、月岡御岳遊歩道へも行くこともできるので、軽いトレッキングにも◎

  • URLをコピーしました!
もくじ